「農地を相続したけど農家にはならない」などの理由から農地の売却を考えている方は増えています。
しかし、農地を売却は宅地と違って売却するための難易度は高く、うまく売却できずに悩んでいる方も少なくありません。
そこで、この記事では農地売却に悩んでいる方に対して、農地売却が難しい理由や農地売却方法、費用などについて解説します。
農地が売却しづらいと言われる理由
農地は宅地と違って売却しづらいと言われています。
農地法によって農家や農業参入者以外に売却することが制限されているためです。
また、農地を売却するためには、市区町に設置されている「農地委員会」に申請をして、許可を得る必要もあります。
そのため、農地を売却することは容易ではありません。
実際、日本は農地を引き継ぐ方がいない「耕作放棄地」が農地全体の1割を占めていると言われており、農地の売却が困難であることがわかります。
このように、農地は売却しづらい状況であることを理解しておきましょう。
売却しづらい農地を売却する方法
農地の売却方法には以下の2つがあります。
●農地として農家の方に売却する方法
●農地転用をして売却する方法
農地転用とは、農地を他のビジネスなどで利用することで、農地委員会や都道府県の許可がなければ農地転用はできません。
許可を得るためには、「立地基準」と「一般基準」の審査基準に合格する必要があります。
立地基準は、営農状況や市街地化の状況などを判断するもので、市街地に近い農地ほど農地転用の許可が得やすく売却できる可能性が高まるでしょう。
一方で、一般基準とは、転用後に農地をきちんと活用できるのかを判断するものです。
このように、農地転用をして売却するためには、2つの審査基準を満たす必要があることを理解しておきましょう。
農地の売却にかかる費用
農地売却にかかる費用は、次のとおりです。
農地売却の費用は主に「仲介手数料・税金(印紙税、登録免許税、譲渡所得税、復興特別所得税)・農地転用の行政書士費用」などがかかります。
ただし、農地売却で利用できる特別控除が適用できる場合は、税金を抑えることが可能です。
農地を売却するためには上記の費用がかかるので、売却する際は見積もりを依頼していくらかかるのかを把握しておくようにしてください。
ちなみに、土地の売却に消費税がかからないことも覚えておきましょう。
まとめ
農地売却は制限があるため、宅地売却よりも容易ではありません。
そのため、農地売却を検討しているなら、売却方法をよく理解しておく必要があります。
農地売却を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
私たちイエステーション岡崎店・栄コンサルタント㈱は、主に岡崎市、豊田市で不動産物件の売買のサポートをおこなっております。
「早く物件を売りたい」などのご要望もお気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
イエステーション岡崎店・栄コンサルタント㈱ スタッフブログ編集部
栄コンサルタントは、岡崎市の不動産情報を豊富に取り扱う不動産会社でございます。不動産売却・買取・購入でお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。今後も不動産売却や空き家に関する記事をご提供します。