不動産売却では、土地の一部だけを売ることもできます。
しかし、土地の一部を売却する場合は「分筆」をおこなわなければなりません。
そこで今回は、分筆とはなにかにくわえ、分筆の方法やメリット・デメリットを解説します。
不動産売却における分筆とは?
分筆とは、1つの土地として登記されていた土地を、2つ以上に分けて登記することを指します。
土地を数える単位「筆」に由来する名前です。
原則として1つの土地には1つの建物しか建てられないと決められていますが、分筆をおこなうと登記の上では別の土地になるため、複数の建物を建てられるようになります。
また、1つの土地を複数人で相続したいときにも有効です。
分筆と似たものに「分割」がありますが、分割は登記を分けることはしません。
建築基準法を満たせば分割でも1つの土地に複数の建物を建てられますが、土地を一部を売却する場合は分筆が必要です。
不動産売却における分筆のメリット・デメリットとは?
分筆のメリットとデメリットについて、それぞれご説明します。
分筆の主なメリットは以下の2つです。
●土地を異なる用途(地目)で利用できる
●税金が安くなる
一方、分筆のデメリットは以下の3つです。
●土地の使い勝手が悪くなる
●建物を新築できない
●固定資産税が上がる
まとめると、1つの土地を分筆するといろいろな用途に利用できたり、一部の土地の評価額が下がって総合的に税金が安くなるメリットがあります。
しかし、逆に土地が狭くなって使い勝手が悪くなったり、固定資産税が上がる場合もあります。
不動産を分筆する方法とは?
不動産を分筆する方法は次の通りです。
まず土地家屋調査士に分筆を依頼します。
次に事前調査です。
それから境界確定測量をおこないます。
その後、分筆案の作成です。
そして、境界標を設置します。
最後に、土地分筆登記をします。
分筆登記の申請から約1週間で手続き完了です。
完了すると、登記完了証と登記識別情報通知書が届きます。
分筆は測量や登記など個人でおこなうのが難しいので、専門家に依頼しましょう。
まとめ
不動産の分筆とは、1つの土地を複数に分けて登記することです。
とくに不動産の一部を売却する場合、分筆するとトラブルを避けることができます。
分筆は専門知識が必要であるため、分筆をおこないたい場合は土地家屋調査士に相談すると良いでしょう。
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