不動産売却を検討しているけれど、住宅ローンが滞納していると売れないのでは？と思う方もいるでしょう。
その解決策として挙げられるもののひとつに、任意売却があります。
そこで今回は、任意売却とはなにか、任意売却することのメリットやデメリット、その流れについてご紹介します。
不動産における任意売却とは？任意売却が適用される場合もご紹介
任意売却とは、金融機関に許可を得たうえで家を売却する方法のことです。
通常、家を売却するには住宅ローンを完済し、銀行が家を差し押さえる権利「抵当権」を抹消します。
抹消するにはローンの完済が必須です。
しかし、任意売却はローンが残っている状態でも金融機関の許可を得て売却することになります。
そこで、わかりやすく言うと家の売却額をすべてローンの返済に充てることで銀行と交渉し、特別に家を売却することができます。
これが任意売却です。
競売にかけたり、離婚時の財産分与にしたりする際に任意売却を利用できます。
不動産を任意売却するメリットとデメリットとは？
任意売却は、なるべく多くの購入検討者に情報を拡散し、良い条件で購入してくれる買主を選定できるため、市場価格に近い価格で売れることがメリットです。
また、身内や投資家に自宅を買い取ってもらい、家賃を支払えばそのまま自宅に住み続けることも可能になります。
さらには、任意売却は自宅を売却した代金から経費を支払うことができるので、お金を持ち出す必要もありません。
一方で、任意売却はローンを数か月にわたって滞納しているという認識です。
仮に、3か月以上滞納していた場合はブラックリストに記載される可能性があります。
不動産を任意売却する流れをひとつずつご紹介！
続いて、不動産の任意売却の具体的な流れについてご紹介します。
まずは、任意売却の専門会社や弁護士に依頼し、売却価格の査定とローン残高の確認をしましょう。
次に、専門家の力を借りながら債権者に任意売却することの同意を得ましょう。
これが終われば、いよいよ売却活動の開始です。
売れたら、売買契約や引き渡しをおこないます。
売却すればローンの返済がなくなるとは限りません。
そこで、残債が残った場合は返済期間の毎月の返済額を決めます。
これは、本人が破産しないよう現実的な額となることが多いようです。
月5,000〜3万円程度が一般的です。
以上が任意売却の一連の流れとなります。
まとめ
任意売却とは何か、そのメリットやデメリットと一連の流れについてご紹介しました。
不動産売却の際に、ローンが完済できていない場合には任意売却はひとつの手段として使えます。
専門家にしっかりと相談して納得のいく交渉をしましょう。
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