借主・買主にとって住むのに抵抗がある心理的瑕疵物件は売却が難しいのが一般的です。
精神科病院の近いところにある不動産をお持ちの方のなかには、売却に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、精神科病院に近い場所の不動産は売却できるかについてお伝えします。
精神科病院に近い場所にある不動産は売却できる!
売却しようと考える不動産から近いところに、精神科病院があっても、法律などによって何らかの制限を受けることはありません。
また、入院・通院患者さんとのトラブルもほとんどないと言えますが、なんとなく敬遠する方が多く、売れにくくなりがちです。
実際は、精神疾患がある方が被害者であるにも関わらず、インターネットやテレビなどで関係する病院や施設の事件を知ると、近くに住みたくない方もいらっしゃいます。
そのため、事件や事故が発生した精神科病院の近くでは、販売価格が周辺のエリアよりも多少安くなるなどの影響を受ける可能性を否定できません。
精神科病院の近い場所にある不動産を売却するときの注意点
精神科病院に近い不動産を売却するときは、重要事項説明書に記載するなど、通常の物件の売買よりも相手に説明を尽くすようにしましょう。
「購入前に知っていれば考え直した」などの心理的瑕疵に該当する可能性もあり、必ず、売買契約を締結する前に対面で告知することが大切です。
契約不適合責任の対象になるかは事案によって異なりますが、事前に説明して購入を希望した方も承知したうえで契約することで、その後のトラブルを回避できます。
話し合いでは誠実な態度を心掛け、相手が安心して購入できるよう、不動産会社とも相談しながら万全を尽くしましょう。
精神科病院に近いところにある不動産の売却方法
前もって物件の外回りや室内の不用品を処分するなど、資産価値を高めてから売り出すことが重要です。
宅内外のごみや不用品を処分しておくと、手入れが行き届いているようにアピールできるからです。
不動産会社のなかには住宅の片づけを手掛ける会社を手配できる会社もあるので、一度相談してみましょう。
また精神科病院に近い不動産を売るときには、個人向けの住宅用に絞らず、事業用として売り出す方法も一案です。
事業用の場合、業種によっては周辺の施設を気にすることもなく、利便性の高い立地だけを条件にすることもあるからです。
その他、販売当初から安い価格に設定するなど、さまざまな売却方法を駆使しましょう。
まとめ
精神科病院に近いところにある不動産は売却できる物件ですが、敬遠する方も多く売れにくくなります。
注意点は、契約を締結する前に購入を希望する方に対し、重要事項として必ず説明することです。
事前に建物の内外の不用品を処分して資産価値を高め、事業用として売るなど相談しておこないましょう。
私たちイエステーション岡崎店・栄コンサルタント㈱は、主に岡崎市、豊田市で不動産物件の売買のサポートをおこなっております。
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イエステーション岡崎店・栄コンサルタント㈱ スタッフブログ編集部
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